2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

21世紀の出会いー共鳴、ここ・から 金沢21世紀美術館

中心街にぽっかりと空いた広場にあった。昔の学校の跡地であるらしい。 こっちにいらっしゃい、と手招きしているような、敷居の低い、楽しそうな外観を持つ建物だった。 使い勝手は知らないが、この点だけでも美術館、特に現代美術中心でやっていく場として…

石川県西田幾多郎記念哲学館

かほく市は西田の生誕地なのだそうだ。 安藤忠雄設計の建物はなだらかな丘の上に立っていた。 ふもとの駐車場からのアプローチが長くゆるやかな坂道となっていて、その名は「思索の道」。 建物には、通路兼思索に耽る場、というようなあいまい空間が何カ所か…

デュシャンと連想

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朝日新聞の夕刊で篠原資明氏がデュシャンのいわゆる「泉」は翻訳間違いだと指摘していた。 「噴水」であるべきで、泉と噴水のイメージの違いゆえ、デュシャンが意識的だったと思われる大ガラスと噴水との関連性に日本語使用者は気付かないのだそうだ。研究者…

眼がちかちかして来た。自分も機械も無理させるのはもう止めよう。 メモリが1G位ほしい。

David Elliott

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ストックホルム近代美術館館長を経て現在森美術館館長。 キュレーター及び、大規模美術展の権威に異議を唱えていた。 アートとは何かについてはっきりとした見解がある。当然だが。 去年森で行われたイリヤ・カバコフの新作展「私たちの場所はどこ?」は、 …

最近読んだ本

天体の回転について (岩波文庫 青 905-1) コペルニクス著 矢島祐利訳 1543/1953 その著を捧げた法王パウルス3世に向かって、序文で哲学者の仕事は神が人間の理性の許すかぎりにおいて真理を探求すること、と前置きした上で、自らがいかにして説を発表する…

田原桂一 光の彫刻 東京都庭園美術館

2004年11月20日〜2005年1月23日 最終日なのでやや込み。 人体彫刻や植物、あまりきれいでないガラス窓から見た外、の写真展示が中心だった。 光透過性の媒体に印画して写真内部の光の在りようをさらに強調した大きな展示物が、 館内のいろいろな部屋にインス…

東京芸術大学先端芸術表現科修了展

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会場は台東区の旧坂本小学校。 この建物の古い部分がとても感じが良かった。 アーチを多用し、子供に合わせたこぢんまりとしたサイズ。 先端の卒展は、去年別の廃校を利用していたけど、今回は場の持つ力が良い方向に働いている。 今日は赤松ネロのパフォー…

風邪が治らない。 社交すべきシーンが多少あったが不調のため話す気がせず。 知り合い間での交流を済ませ、食事だけしっかり食べて帰った。 以前古本屋で買ったきり未読だった本が、本日初めて人様の役にたった。 なんとなくほっとした。 やはり本や資料類は…

横尾忠則

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あまりにも肩が凝って夕方になると頭痛がする。首など前から揉まないと効かないほど。 なので、本日は思い切って久々の銭湯へ。 脱衣場で探したら今年もあった。 去年数年分のポスターを見たが、覚えてない図柄。新作? 東京公衆浴場業共同衛生同業組合ポス…

今週末終了の展覧会

*田原桂一展/東京都庭園美術館 *祈りの道/世田谷美術館

伊藤キム+輝く未来 Bankart1929 yokohama/1929ホール

公演タイトルは、「壁の花、旅に出る。」ホールは旧銀行を利用したもの。天井が高くて感じがいい。本日は公演2日目。雨が降りとても寒い日。 入ると、立食パーティ会場になっていて、お料理、飲み物などしつらえてある。 壁際に彫刻風にじっとしたダンサー…

榎倉康二展 東京都現代美術館

1月15日(土)〜3月21日(月)死後初の回顧展ではなかろうか。 まとまった形でみて、あらためて一貫してた人なんだと感心した。 といっても70年代以降のことで、 それ以前の若い時代は人の影響が色濃く、様々な事を試行していて意外。 テーブルに水をこぼし…

愛と孤独、そして笑い mot ammual 2005 東京都現代美術館

1月15日(土)〜3月21日(月)笠原美智子氏によるキュレーション。出光真子、イケムラレイコといったキャリアの長い人から、溝口彰子、ZAPPAといった 美術館ではほぼ初めての人まで10組。 全員女性作家である、ことが特徴として特化できる事実を再確認した…

 マルセル・デュシャンと20世紀美術 横浜美術館

2005年 1月5日〜 3月21日国立国際美術館でのリニューアル展の巡回。 若者の観客が目立った。6つのパートに分かれた展示構成。 画家だったデュシャン、レディメイド、大ガラスとその周辺、ローズ・セラヴィ、 彼女の独身者・・、デュシャンへのオマージュ、…

吉田健一『金沢』

昨日受けたメールで詩人が吉田健一の『金沢』のことに触れていた。 文体と長さに苦言を呈しておられたが、あれはあれでいいのでは。 長いことや、突然出てくるベルクソンのことなど些末なことですから、 しばらくすれば記憶から飛ぶでしょう。 イメージだけ…

一曲目

まずは志ん生。「お直し」と「もう半分」収録のCD。 師匠に誘われる江戸時代。 ただし地下鉄などで聞いていると声が拾いにくいので大音量に。 地上に上がると頭が割れそうな大きさだった。 10年ほど前、ウォークマンが原因で一時的に難聴になったことを思…

公演名 : 伊藤キム+輝く未来公演 作品名 : 壁の花、旅に出る。 開演日 : 2005年01月15日 開演時刻 : 17時30分より 上演時間 : 75分 劇場名:BankART1929 Yokohama 1929ホール 劇場の電話番号 :045-663-2812 公演名 : レニ・バッソ新作公演 作品名 :…

Oh大水木しげる展 江戸東京博物館

水木しげる一代記。 小学生のころからファンだった水木しげるの絵。 あの白黒使いの巧みさ、細密表現を駆使した妖気漂う風景に子供ながらしびれていたが おとなになっても同じ印象。 多様な写真資料を使ってきたことや、少年の頃はまったく画風の違う絵本な…

ipod

ipod元年。マックのOSは10,1,4だが大丈夫であった。

宮澤賢治記念館

正月というのに来館者が大勢いた。正月は2日から、しかも朝8時半から開館。 遠来のお客さんに対応できる体制になっている。 見られなかったけれど図書室には賢治資料が充実しているらしい。 高村光太郎などとの交流もあったそうだ。

中尊寺

平泉の中尊寺へ。 有名な金堂は割と小さかったがゴージャス。 宝物館に平安期の優品が沢山ある。覆堂に奉納されていた油絵が面白かった。 大正14,5年に五味清吉、及川文吾などが在りし日の様子を描写している。 微妙にへた。

今月の展覧会

行く予定の展覧会祈りの道(23日まで)世田谷美 水木しげる展(10日まで)江戸博 デュシャン展(5日から)横浜美術館 フルクサス展(2月まで)うらわ美術館 金沢21世紀美術館開館展 金沢