2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

篆刻

篆刻美術館の方と話す機会があった。明治時代の中村蘭臺(らんだい)(初代)という人物が日本の篆刻を近代化したそうだ。どんなジャンルにも近代化あり?どこが違うかと聞いたら字体なんだそうだ。そもそも日本に篆刻が入ったのは水戸光圀の時らしい。それ…

仙台

法事で仙台へ。元は南の出だからこの季節の東北の寒暖が良く分からずコートを忘れていった。寒かった。夜、蔵王の温泉へ行く。既に駐車場に雪が溜まっていた。翌日は山形へリンゴ取り。山はうっすらと白かった。リンゴが木になることは知っていたが見たのは…

「イカロスプロジェクト」柳幸典展 第7回21世紀の作家ー福岡 福岡市美術館

10月5日ー12月27日サブタイトル「飛翔の夢ー国境を越えて」。 柳氏は鳶が上昇気流に乗って飛んでいるのを見て、これなら私にも出来る、と思ったそうだ。そこから渡り鳥のように長距離飛行移動する計画をたてたいと思ったのが本プロジェクト。このプロジェク…

開館記念特別展『美の国 日本』 九州国立博物館

10月16日ー11月27日太宰府にお参りしてから九博へ。山の木々にとけ込む立地で良かった。もしも太宰府天満宮から見てドーンと現代建築の姿が露出していたら大変興ざめだったところだ。とはいえ建物自体は巨大。菊竹・久米設計共同体が設計、管理。 館内は大混…

昨日出張から戻る。風邪で辛かった。以下備忘。

東京に戻って友人の初リサイタルに駆けつける。紀尾井町。 八橋検校、山本邦山、沢井忠雄、宮城道雄の曲。箏をやる人は、三味線(三弦)、一六弦、一八弦、胡弓全て弾けないといけないんだそうだ。箏を弾くところしか知らなかったが、彼が三味線や胡弓を弾き…

生誕130周年記念 「上村松園」展 松伯美術館

〜11月27日近鉄奈良線から学園前駅で降りてバスで5分ほど。「序の舞」「草紙洗小町」を下図と合わせて見ることが出来て興味深かった。小町は、下図を見るとかなり勝ち誇った表情をしており、本画にする時に表情を押さえ、格調を高めたことが分かる。松園の…

「イカロスプロジェクト」柳幸典展 第7回21世紀の作家ー福岡 福岡市美術館

10月5日ー12月27日サブタイトル「飛翔の夢ー国境を越えて」。 柳氏は鳶が上昇気流に乗って飛んでいるのを見て、これなら私にも出来る、と思ったそうだ。そこから渡り鳥のように長距離飛行移動する計画をたてたいと思ったのが本プロジェクト。このプロジェク…

開館記念特別展『美の国 日本』 九州国立博物館

10月16日ー11月27日太宰府にお参りしてから九博へ。山の木々にとけ込む立地で良かった。もしも太宰府天満宮から見てドーンと現代建築の姿が露出していたら大変興ざめだ。とはいえ建築物は巨大で迫力がある。菊竹・久米設計共同体が設計、管理。 館内は大混雑…

第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005 福岡アジア美術館

9月17日ー11月27日今年のテーマは「多重世界 Parallel Realities: Asian Art Now」。21カ国より50組の作家が参加。 キャプションの作品解説が熱心。作品の解説はコンセプトを言語化するし、また社会背景を端的に説明してしまうから、それによって残りかすみ…

風邪+飛行機

家の人の風邪がうつらないよう頑張っていたがついに症状が出始めた。そのまま出張で飛行機へ。ティッシュが手放せない状態で飛行機は高度を下げ始めた。なんと耳抜きが全く出来ない。上を向いても水を飲んでも鼻をかんでも深呼吸しても耳が詰まったままどう…

よろこびの機械 レイ・ブラッドベリ 吉田誠一訳 早川書房

よろこびの機械 (ハヤカワ文庫 NV 112)メトロ文庫で借りて電車で読んだ。よろこびの機械とは神の創った人間、ブレイクの詩のタイトル。但し、その詩のねつ造者、神父が告白する、ブレイクが未来に生きていれば作ったであろう詩だと。

白井剛ソロダンス『質量,slide,&./syabi.囲.underground』 ダンスウィーク写美 東京都写真美術館地下一階展示室

11月12日、13日以前世田谷パブリックシアターでやったものの写真美術館版。構成はほぼ同じだが、場所に合わせて正面性を少しずらしている。それから伊藤キム色が加わっていた。最近『禁色』で共演したからか? 音楽:イノウエユウジ 照明:関口祐二

最近の日本橋近辺

それにしても、建物1階のエントランス部分にA-POCがインスタレーションしてあったのは何故だったのだろう。近くの三越向い辺りに出来た「越後屋」という喫茶店を外から偵察。ビル街に突然時代劇でおなじみな感じの商家ファサードがくっつけてあって大変キッ…

三井記念美術館開館特別展Ⅰ「美の伝統 三井家伝世の名宝」 三井記念美術館

10月8日ー12月25日(後期11月17日ー) 旧銀行の建物上部をリノベーションして利用。重厚だがぴかぴかな感じの建具に古いままの部分も時折残る(ろうかとかトイレ周りとか、)面白い美術館だった。志野茶碗「卯花」、応挙「雪松図屏風」など国宝、重文がちら…

常設展示 東京国立近代美術館

岸田劉生の小特集。麗子の写真がいくつも出ていた。また横山大観『生々流転』前半部分。来週から後半部分の展示。また、企画展に合わせてドイツを中心とした近代写真の展示もあった。モホリ・ナジ、シュトゥルート、ゲルハルト・リヒターの(ありえない)オ…

アウグスト・ザンダー展 東京国立近代美術館

10月25日〜12月18日 大変存在感のあるポートレートを撮る人だ、その人のもつ個性が際だつように巧みにポーズを制限下におく。それでいてタイトルは「労働者階級の母親」とか「若い農夫たち」なのである。個性ってなんでしょう。この出品作品は写真集「時代の…

ドイツ写真の現在ーかわりゆく「現実」と向かいあうために 東京国立近代美術館

ベッヒャー夫妻以降のドイツ写真の現在。今回のベッヒャーの写真展示を見て思い出した。韓国国立現代美術館の常設展示に出されていたベッヒャー作品を見て知人が驚愕したことを。 ベッヒャーたちは近代産業建築を「無名の彫刻」として一定構図、光線下で撮影…

吉村順三建築展 東京芸術大学大学美術館

11月10日〜12月25日吉村順三建築展が始まった。東京美術学校建築科出身として吉田五十八と並ぶ建築家なのである。建築の展覧会としては素人にも分かり易く出来ていて、しかもださくない。建築展の場合、実物展示はありえないから、様々なメディアで建築とい…

休日

忙しい2週間が終わり久々の休日。 今振り返っても大変だった。この3日程時間が足りず朝昼ご飯抜きだったためだいぶ痩せた。しかしご飯は抜けても徹夜は出来ない。ふとんで寝たわけではないけど別に風邪も引かなかった。

 ダンスウィーク写美 珍しいキノコ舞踊団 「珍しいキノコ舞踏会〜シャルウイダンス?〜」 東京都写真美術館 B1映像展示室

この間の黒沢美香といい、決して舞台向きとは言えないスペースを上手に使ってきっちり創っていた。ますますgirls danceを磨いていくキノコ達。毎回楽しい。以前クラスカで「期待の新人」として登場した彼女がやはり魅力的。踊り方が伊藤千枝さんに似ている。…

日本ダンスフォーラムvol.007 「超ダンス」 東京都写真美術館ホール

今回も5時間ものボリュームあるフォーラムだった。長いが毎回面白いフォーラムです。第一部 作家とのトーク 岡田利規×堤広志 チェルフィッチュが何故ダンス界で注目されるか分かった。しかし岡田さんのスタンスはあくまでも演劇側からの身体へのアプローチ…

珊瑚

和歌山沿岸の海域でこの10年南方系珊瑚の進出が目立っているそうだ。

園遊会で使ったという菊を愛でる機会あり。 エンジがかった濃い色の小菊は良い香りで、昔かいだ野菊の香り。 黄色い小菊はあまり感じのいい香りではなかった。 みごとな大輪の菊はあまり香りがしない。 いずれも大変丹念に手入れがなされていた。

ダンスウィーク写美 黒沢美香「ロマンチックナイト in 写美」 東京都写真美術館

11月3日、4日契約してしまった精神的ショックでぼんやりしながら写真美術館へダンスを見に行く。ものすごくすばらしい。黒沢美香はあの動きをするのに本当に高度な技術と鍛錬された体を使う。見ていて何もあやうさがないところは日舞の名人と共通するものだ…

契約

ものすごく忙しい。なんでいち時に重なるのか、忙しいことは。 仕事を中断して引っ越しにまつわる契約に出かける。相手の書類ミスが多くて不安を感じる。 あーあ契約しちゃった。ここに住めるのも今年いっぱい、とても残念。 葬儀場も霊園も神社も巨大ビルも…