マルセル・デュシャンと20世紀美術 横浜美術館

2005年 1月5日〜 3月21日

国立国際美術館でのリニューアル展の巡回。
若者の観客が目立った。

6つのパートに分かれた展示構成。
画家だったデュシャンレディメイド、大ガラスとその周辺、ローズ・セラヴィ、
彼女の独身者・・、デュシャンへのオマージュ、遺作。
同時に彼から影響を受けた作家達の作品を平行してみせる。

デュシャンの周到な芸術家人生は興味を持つ人全てに開かれているのですね。

遺作は来ていなかったけれど、藤本由起夫ほかが立体再現していたのが面白かった。
覗き穴から見る、という行為は写真では果たせませんから。

また、ナム・ジュン・パイクの75年のビデオ作品marce by marce があったのは意外。
初期のビデオダンスが見られる。
この当時既に映像における大抵のテクニックは試されていたのねといまさら感心。
マース・カニンガムが若い。といっても中年だが。腰のラインが美しい。


夜、部屋でワインを飲んでいたらどこからともなく風流なせせらぎの音が。
確かにこの家では過去ラップ現象があったが、今回は非異次元的。
耳をこらすと玄関口の天井から聞こえる。
見に行くと壁や扉をしずくが伝っていた。水漏れ、、?