田原桂一 光の彫刻 東京都庭園美術館

2004年11月20日〜2005年1月23日


最終日なのでやや込み。
人体彫刻や植物、あまりきれいでないガラス窓から見た外、の写真展示が中心だった。
光透過性の媒体に印画して写真内部の光の在りようをさらに強調した大きな展示物が、
館内のいろいろな部屋にインスタレーションしてある。
彫刻や植物の葉などが、作者の演出する繊細かつコントラストの大きい明暗によって
どろりとした感じに変容している。光の捉え方によって
物事はかくも変わってみえるということを突きつけている。
しかし、それは展覧会タイトルにも暗示してあるお題目であって、
実際に展示から受けたのは、
思いがけなくも突然エロティシズムについて独白されてしまった、感。
本日の湿っぽく寒い天気も拍車をかけて、迫力ある独白であった。
そんな話聞くつもりなかったのだが、、。