2005-01-01から1年間の記事一覧

第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005 福岡アジア美術館

9月17日ー11月27日今年のテーマは「多重世界 Parallel Realities: Asian Art Now」。21カ国より50組の作家が参加。 キャプションの作品解説が熱心。作品の解説はコンセプトを言語化するし、また社会背景を端的に説明してしまうから、それによって残りかすみ…

風邪+飛行機

家の人の風邪がうつらないよう頑張っていたがついに症状が出始めた。そのまま出張で飛行機へ。ティッシュが手放せない状態で飛行機は高度を下げ始めた。なんと耳抜きが全く出来ない。上を向いても水を飲んでも鼻をかんでも深呼吸しても耳が詰まったままどう…

よろこびの機械 レイ・ブラッドベリ 吉田誠一訳 早川書房

よろこびの機械 (ハヤカワ文庫 NV 112)メトロ文庫で借りて電車で読んだ。よろこびの機械とは神の創った人間、ブレイクの詩のタイトル。但し、その詩のねつ造者、神父が告白する、ブレイクが未来に生きていれば作ったであろう詩だと。

白井剛ソロダンス『質量,slide,&./syabi.囲.underground』 ダンスウィーク写美 東京都写真美術館地下一階展示室

11月12日、13日以前世田谷パブリックシアターでやったものの写真美術館版。構成はほぼ同じだが、場所に合わせて正面性を少しずらしている。それから伊藤キム色が加わっていた。最近『禁色』で共演したからか? 音楽:イノウエユウジ 照明:関口祐二

最近の日本橋近辺

それにしても、建物1階のエントランス部分にA-POCがインスタレーションしてあったのは何故だったのだろう。近くの三越向い辺りに出来た「越後屋」という喫茶店を外から偵察。ビル街に突然時代劇でおなじみな感じの商家ファサードがくっつけてあって大変キッ…

三井記念美術館開館特別展Ⅰ「美の伝統 三井家伝世の名宝」 三井記念美術館

10月8日ー12月25日(後期11月17日ー) 旧銀行の建物上部をリノベーションして利用。重厚だがぴかぴかな感じの建具に古いままの部分も時折残る(ろうかとかトイレ周りとか、)面白い美術館だった。志野茶碗「卯花」、応挙「雪松図屏風」など国宝、重文がちら…

常設展示 東京国立近代美術館

岸田劉生の小特集。麗子の写真がいくつも出ていた。また横山大観『生々流転』前半部分。来週から後半部分の展示。また、企画展に合わせてドイツを中心とした近代写真の展示もあった。モホリ・ナジ、シュトゥルート、ゲルハルト・リヒターの(ありえない)オ…

アウグスト・ザンダー展 東京国立近代美術館

10月25日〜12月18日 大変存在感のあるポートレートを撮る人だ、その人のもつ個性が際だつように巧みにポーズを制限下におく。それでいてタイトルは「労働者階級の母親」とか「若い農夫たち」なのである。個性ってなんでしょう。この出品作品は写真集「時代の…

ドイツ写真の現在ーかわりゆく「現実」と向かいあうために 東京国立近代美術館

ベッヒャー夫妻以降のドイツ写真の現在。今回のベッヒャーの写真展示を見て思い出した。韓国国立現代美術館の常設展示に出されていたベッヒャー作品を見て知人が驚愕したことを。 ベッヒャーたちは近代産業建築を「無名の彫刻」として一定構図、光線下で撮影…

吉村順三建築展 東京芸術大学大学美術館

11月10日〜12月25日吉村順三建築展が始まった。東京美術学校建築科出身として吉田五十八と並ぶ建築家なのである。建築の展覧会としては素人にも分かり易く出来ていて、しかもださくない。建築展の場合、実物展示はありえないから、様々なメディアで建築とい…

休日

忙しい2週間が終わり久々の休日。 今振り返っても大変だった。この3日程時間が足りず朝昼ご飯抜きだったためだいぶ痩せた。しかしご飯は抜けても徹夜は出来ない。ふとんで寝たわけではないけど別に風邪も引かなかった。

 ダンスウィーク写美 珍しいキノコ舞踊団 「珍しいキノコ舞踏会〜シャルウイダンス?〜」 東京都写真美術館 B1映像展示室

この間の黒沢美香といい、決して舞台向きとは言えないスペースを上手に使ってきっちり創っていた。ますますgirls danceを磨いていくキノコ達。毎回楽しい。以前クラスカで「期待の新人」として登場した彼女がやはり魅力的。踊り方が伊藤千枝さんに似ている。…

日本ダンスフォーラムvol.007 「超ダンス」 東京都写真美術館ホール

今回も5時間ものボリュームあるフォーラムだった。長いが毎回面白いフォーラムです。第一部 作家とのトーク 岡田利規×堤広志 チェルフィッチュが何故ダンス界で注目されるか分かった。しかし岡田さんのスタンスはあくまでも演劇側からの身体へのアプローチ…

珊瑚

和歌山沿岸の海域でこの10年南方系珊瑚の進出が目立っているそうだ。

園遊会で使ったという菊を愛でる機会あり。 エンジがかった濃い色の小菊は良い香りで、昔かいだ野菊の香り。 黄色い小菊はあまり感じのいい香りではなかった。 みごとな大輪の菊はあまり香りがしない。 いずれも大変丹念に手入れがなされていた。

ダンスウィーク写美 黒沢美香「ロマンチックナイト in 写美」 東京都写真美術館

11月3日、4日契約してしまった精神的ショックでぼんやりしながら写真美術館へダンスを見に行く。ものすごくすばらしい。黒沢美香はあの動きをするのに本当に高度な技術と鍛錬された体を使う。見ていて何もあやうさがないところは日舞の名人と共通するものだ…

契約

ものすごく忙しい。なんでいち時に重なるのか、忙しいことは。 仕事を中断して引っ越しにまつわる契約に出かける。相手の書類ミスが多くて不安を感じる。 あーあ契約しちゃった。ここに住めるのも今年いっぱい、とても残念。 葬儀場も霊園も神社も巨大ビルも…

ダムタイプ

昨日30日に「いま《S/N》について考える」フォーラムがあったのをころっっと忘れていた。正確には仕事があったのを忘れて招待を頂いていたのに仕事でその事を忘れていて、今日まで行くのを楽しみにしていた。久々に溝口さんとお話したかった。がっかり。…

白水社

フランス関係を多く出している出版社だけれど創業は大正時代だったかと思う。創業者福岡易之助は仏文学者でルパンを初めて翻訳出版したのも彼ではなかったか?美術家による珍しい植物図譜も出版している。発行部数など知りたかったがおそらく戦災で資料が焼…

現代住居コンセプション 117のキーワード 監修 南泰裕+今村創平+山本想太郎

こちらは「住居を思考することの全体を様々な概念の集合として捉えてみる」姿勢。かなり大枠な概念的章立てのもとに、住居についての様々な切り口を具体的な事例を挙げながら提示している。語り手が多いだけに口調も様々だが、現場からの報告的説得力があり…

10+1 series 現代住宅研究 塚本由晴+西沢大良

日本の住宅建築を多くの建築家の仕事からピックアップし、キーワード毎に分けて語ったエッセイ風文章集。キーワードは「室内風景」「二階建」「装飾」「建具」など30程。著名建築家の過去の仕事を結構辛口批判していたりして面白い。 それはそれとして、建築…

上司のひとりから往復ビンタされる夢をみる。 起きてよく考えたらその人にまだ原稿を出していなかった。締め切り過ぎること2ヶ月。

動物園

果川市にある、山の斜面を利用した広大な動物公園。ライオンが広い柵に囲まれ放し飼い的雰囲気で飼育されている。私達が前に来たときは見向きもしなかったオオカミが、幼児に対しては、じっと見つめながら幼児の動きに合わせて動いていた。餌?その他アザラ…

韓国国立中央博物館

新しい敷地に移転し、28日にリニューアルオープンする。準備中だが25日にご好意で内覧させてもらった。第一印象は「大きい」。正面ファサードが400メートル。側面から見たってちょっとした美術館の正面ぐらいの幅がある。米軍基地跡にある。東洋一だとのこと…

韓国2

韓国から戻る。

明日は名古屋で結婚式に出た後韓国へ。 くしゃみ大連発で風邪をひく予感。

プーシキン美術館展 シチューキン・モロゾフコレクション 東京都美術館

10月22日〜12月18日マティスの「金魚」 本展の目玉必見。思ったより大きな絵だった。楽しくてマティスの中で尤も好き。マティスは初期の模索時代の作品が1点出品されており、その葛藤が知れた。突き抜けた後しか知らなかった身としては興味深かった。ピカソ…

常設展 京都国立近代美術館

堂本展にあわせ、ヴェネツィア・ビエンナーレ出品作家をフィーチャー。収蔵品でこれだけ充実した特集が出来るのはさすがでした。

堂本尚郎展 京都国立近代美術館

9月13日〜10月23日1928年生まれ堂本尚郎の回顧展。伯父さんに堂本印象がいて、日本画から始めるが油彩画へ転向。というか、この画材によるジャンル分けが意味をなさないような作品展開をしておられる。パリでアンフォルメル絵画を描き、ニューヨークでも意欲…

京都2

京都から帰ってきた。 今回生まれて初めて京都ならではの家屋に上がる機会を得た。つまり格子戸をくぐると細い石畳が続いていて奥まったところに屋敷がある。というもの。嬉しい。玄関を入り1畳ほどの前の間があってふすまの向こうの8畳ほどの座敷に通され…