日本ダンスフォーラムvol.007 「超ダンス」 東京都写真美術館ホール

今回も5時間ものボリュームあるフォーラムだった。長いが毎回面白いフォーラムです。

第一部 作家とのトーク
岡田利規×堤広志
  チェルフィッチュが何故ダンス界で注目されるか分かった。しかし岡田さんのスタンスはあくまでも演劇側からの身体へのアプローチだった。言葉によって組み立てられるイメージを遂行するために身体レベル「挙動」まで掘り下げるということ。
岩淵多喜子×西田留美
  特になし。
笠井叡×立木あき子
  大野一雄との出会いから土方巽のこと、当時の三島由紀夫渋澤龍彦らの言動など当事者ならではの話。また笠井叡自身のこと、なぜシュタイナーに接近したのか、ダンスをやめ、またダンスを始めたのは何故かなど、聞きたかった話が山のように出てきたのであった。貴重な一時間だった。やはりこの人はすごい。作品を見てもご本人を見ても目が醒める気がする。

第二部 テーマ「超ダンス」
  三浦雅士氏しゃべりまくり。全ての細分化されていた芸術ジャンルが今、ダンスというトータルな(トータルという言葉は使っていなかったか)芸術にすり寄っている論(三浦)。など。