2006-01-01から1年間の記事一覧

揺らぐ近代:日本画と洋画のはざまに 東京国立近代美術館

11月7日〜12月24日ポスターにもなっている小林永濯《道真天拝祈祷の図》1860-80年代、ボストン美術館蔵 が漫画みたいでそこらへんをうまく捉えたポスターのデザインもまた秀逸。展覧会担当者が「こんな作品を借りてくるのは自分くらいだ」とおっしゃっていた…

斎藤佳三の軌跡 大正・昭和の総合芸術の試み 東京芸術大学大学美術館 展示室1

11月4日〜12月17日 キーワードに引っかかるものがあれば必見。そうでなくても大正、昭和のもはやレコードに残っていない上質な歌が展覧会会場で聴けるのはない機会だと思います。佳三作曲。歌は芸大声楽科の方。この展覧会も今後100年ぐらいはないだろう。…

訃報

亡くなられた。 ご冥福をお祈りします。 全く関係はないが、 家人の話では、今日夕方、ドカーン、パリーンという音がして、 3,4軒先の、道を隔てたアパートが燃え始めたそうだ。 そこは新聞配達の自転車が沢山とまっていたから、新聞奨学生の住むアパート…

プライスコレクション展 京都国立近代美術館

〜11月4日昨日ちらりとエントランス脇の展示だけ覗かせてもらった。 本当に塗り壁をつくって障子をはめて自然光で軸物を見せていた。 すごすぎ。いろいろな意味で東京展と対照的なのでは。 ただし展示室の方未見。もはや見に行けないだろう。残念。

小ねた

道を歩いていたら新聞勧誘された。 先日朝早く歩いていたら空を大鷺が飛んでいった。 地下鉄の階段の途中で小銭を落とした。小銭はどこまでも跳ねていき、ホームに着いたときには消え失せていた。 今日から妹がスペインへ行くと昨日聞いて驚く。

(明治末)−大正期に青春を過ごした人たち

郡虎彦、土方与志、近衛君麿秀麿、岩村和雄、荻原英一、山名文夫、大田黒元雄、吉邨二郎、伊藤道郎、宮下孝夫、吉井勇、佐藤久二、小倉淳、高木徳子、多久寅、大坪重周。

検索1

wikipediaなどつい便利使いしてしまうが真剣な検索には絶対使えないだろう。 大まかなことを見るには良いですけど。とっかかりとか。 大体において事実は込み入っているものであるうえ込み入った部分の要点は 大抵直に当たらないと見えてこないものではない…

松澤宥

亡くなったとのこと。 遠い未来に行ってしまわれたのだろうか。またいつかパフォーマンスを見られるような気がしてならない。

田島茂代ソプラノリサイタル 紀尾井ホール 

10月13日天国へ連れて行って頂いたような。光り輝く天使のような声でした。 万難を乗り越え行けてよかった。ピアノ:ライナー・ホフマン 曲: シューベルト(1797-1828) 春への思い シューベルト すみれ シューマン(1810-1856) 女の愛と生涯 R.シュトラウス(1…

参考文献

よく書籍、論文、図録などの巻末に載っている参考文献。 「主要」参考文献とか参考文献「抄」とかの背後には膨大な没文献があるに違いない。 大体は情報量がたいしたことではないので編者が責任持って載せなかったに違いない。 参考文献を見る人のために、情…

監獄の誕生-監視と処罰- フーコー

なかなか読む暇なし。 第2章「身体刑の華々しさ」 身体刑の外的存在要因とその機能、身体を通じた司法権力(その上の王権)と民衆との関係。19世紀型身体刑批判(裁判と処罰を結合させるべきでない。人間的配慮、など)は身体刑そのものに内在していたと…

「西向く侍は背が小さい」。 2、4、6、9、11月は日数が少ない、という意味。小学校の時に先生が言っていた。今月も今日でおしまい。

富本憲吉のデザイン空間 松下汐留ミュージアム

2006年7月22日(土)〜9月24日(日)今年は富本の生誕120年ということで京近美で大々的な回顧展が開かれたがこちらの展覧会はまた、初めての切り口を主題にした面白い展覧会だった。文化住宅、建築案、などをメインに持ってきて飽きさせない。図案も陶磁…

ホトトギス、朝顔

ここしばらく花盛り。派手な花では無いけどとっても存在感があってすてき。 朝顔は、鉢が小さすぎて、花もなんとかやっとという感じで晩夏から小さいのがつき始めた。ごめん朝顔。

音楽のつつましい願い

ちなみに中沢新一が、山田ロシアでのエピソードを見てきたかのように再現したエッセイがあるがこれも山田の回想録を元に想像豊かに脚色していてお話としてはうまいが眉唾ものだ。

山田と斎藤と伊藤

山田が斎藤と牧神の午後を見たというのはもう完全に記憶違いの線で考えた方が良さそうだ。山田は他にも記憶違いが沢山あって厳密なことを知りたいときにはあまり真に受けない方がいいかも。斎藤はバレエ・リュスさえみてないと疑ってみたが、ヘレラウへの手…

著作権:楽譜

某日本近×音×館にいって昭和初期のビクター楽譜を閲覧した。 表紙、見開き1頁の楽譜、裏表紙という一枚紙を折ったタイプ。 手元にある資料(作曲者本人による手書き楽譜)から 変更がないかどうか比較したかったのでコピーを頼んだら「全曲分のコピーはだめ…

あーうんざりする。怒って無駄な時間を過ごしてしまった。埋め合わせに最近の良い思い出を。 根津神社の秋の大祭は遷座300年ということで、普段揃っては出ない3基の神輿が神社から出た。 江戸時代の風俗を再現して皆さんがその神輿を担ぐ(9月17日)…

ベルリンへの船旅

art

斎藤と伊藤はいったい1912年のいつにベルリンへ着いたのか??? シュトラウスも来ていたその会場で、斎藤と一緒に牧神の午後を見たというのは山田の記憶違い?

発熱

今こじらせるとまずい。

改善の余地あり

帰るー手を洗うーうがいするー冷蔵庫からビール出すー飲むーご飯つくるー食べるー寝る。

テレビ、録画、現物

昨日の訂正:横山操を語る加山又造だった。加山の自作コメントもあったが。その他鳥獣戯画を語る手塚治虫とか、黒田清輝を語る白洲正子とか、ルオーを語る遠藤周作とか。 それにしてもメディア論の観点から見ても興味ある展覧会だ。 岡本太郎がアトリエで描…

日曜美術館30年展 東京芸術大学大学美術館

9月9日〜10月15日昨日内覧の日は芸祭の初日と重なりにぎにぎしい雰囲気だった。 芸祭は芸術祭の省略で芸大の大学祭である。村上隆のGEISAIは当然これがネタ元(だろう)。 客は学生の作った御輿の脇を抜けて館内へ。 NHK「日曜美術館」から過去に色々…

紫蘇

猫の額スペースにどんどん雑草が生えているが、先日から気になっていた1本はやはりどうみても紫蘇だ。どこから種がきたんだろう。

植田正治

スパイラルに森山開次の公演を見に行ったら席がもう売り切れていた。 5分前に当日券で入ろうとした私が悪い。 気を取り直してナディフへいったら植田正治展をやっているらしき雰囲気。 植田正治の写真はほんの数点額に飾ってあるだけで、あとは出力した植田…

監獄の誕生-監視と処罰- ミシェル・フーコー 田村 〓訳

今更ながらだけど面白い。これからしばらく通読予定。監獄における一望監視施設を表すパノプティコンという単語があまりにも有名だが、原題では「監視と処罰」がメインタイトルだったんですね。

熊田千佳慕展/山名文夫と熊田精華展 目黒区美術館

2006/6/24(土)〜9/3(日) マニアック。 熊田千佳慕だってプチ・ファーブルなどと言われながら若い頃は日本工房で仕事をしていたりして、その辺も昆虫や草花の絵に混じってばっちり紹介してあった。 しかし私の目的は山名文夫と熊田精華展であって、風邪にも負…

特別展 プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展 東京国立博物館平成館

2006年7月4日(火)〜8月27日(日)今思えば、早めに行っておいて良かった。最後は大混雑だったらしい。 言いたいことは色々あるが省略。「若冲のことを日本の美術史家は見過ごしていたがプライス氏は早くから認めていた」という謳い文句には語弊があるんではな…

カール・ブロスフェルト

なごむ。彫刻みたいだ、と思ったら彫塑を教えていたらしい。形態サンプルという点では、なんとなくベッヒャーも連想してしまった。

蕎麦

eat

私は東京の誇るべき食文化のひとつは蕎麦だと思う。おいしい蕎麦屋も沢山ある。コストパフォーマンスも含め普通に和食を食べに行くと京都に負ける気がしてならないが(もちろん狭い経験内での感想ですが、)、蕎麦は東京に限るでしょう。信州とか山形もすご…