躍動する魂のきらめき 日本の表現主義   栃木県立美術館

2009年4月26日[日]-6月15日[月・県民の日]

ついに始まりました。とても楽しみにしていた展覧会。
出品総件数500件位であろうか。一度に見られるのは広めの栃木でも300件位であるという。
なお「件」と「点」の違いについて。件は件数だから1件が5点だったりする。よく新聞などで、「出品点数●●点で〜」などと記載された美術展の記事を見るが、一体誰が数えているんだろう。出品構成が単純に絵画だけでないたぐいの大規模展だったりすると、学芸員も「知るか〜そんなの」と思っているかもしれません。

カンディンスキーなどドイツ表現主義を受容しながら、それだけではない独自の展開を果たした日本近代における表現主義的な傾向を、絵画、彫刻、写真、工芸、建築、舞台、映画等約350点で総合的に紹介。

館HPより。


黒田清輝の小品ながらいいものが個人や東京国立博物館から出品されているし、小川芋銭の軸などは私にはとても珍しく面白い作品に見えた。これも個人蔵だったし、もしかして2週間位しか展示されないものかもしれません。
また、これだけ大量の作家作品を出しながら(100人位と伺った)、神原泰や萬鉄五郎の作品はある程度数多く見られる。西村伊作の小品など、見ようと思ってもあまり見る機会はないのではないだろうか。その他、山田耕筰+川喜多煉七郎の霊楽堂のデッサンなども初公開されており、これまたあまり見る機会はないだろう。

栃木以降、名古屋ほかに巡回。