Lever de soleil    Bartabas    Carriere de Boulbon (60e Festival d'Avignon)

7月27日

アヴィニヨン郊外の文字通り石切場で行われた。石切場に着いたのが朝4時半頃だったか。開演時間朝5時半。真っ暗だった。真っ暗な中目をこらしていると、バルタバスがモンク風の衣装を着て馬に乗っているのが見える。バルタバスは馬を操り、ゆっくりゆっくり規則的に、禁欲的に、馬に同じ動作をさせる。それがどれほど難しいことかよく分からないが、馬は馬にとって大変不自然な動きを淡々とこなしていた。斜め歩きとか。前と後ろ足1本ずつで跳ねるとか。
小一時間ほど経ち、辺りが少しづつ明るくなってきて、バルタバスが馬を下り、馬具を外して馬場をさった。裸になった馬はひとりたたずみ、それからゆっくり寝転がった。