vsprs    Alain platel     Cour du lycee saint-Joseph (60e Festival d'Avignon)

7月26日

アラン・プラテルはたぶん来日していない。舞台上にコンバス、フルート、ヴァイオリン、サックス、ベース、ドラムなどの演奏家とソプラノ歌手が居て、モンテヴェルディの曲のアレンジをずっと演奏している中でダンサー達が踊る。
誰かがピナの舞台を思わせるといっていたが、親密で、神経質で、壊れそうな人たちの羅列、融合、乖離、といった動きの連続でなる舞台で、むしろ、誰という訳ではないけど90年代によく見た日本の若いコレオグラファー達の作品にずっと共通点が見いだせた。ソプラノ歌手は黒人で、途中歌いながらダンスの中に介入してくるあたりは日本では絶対みたことのないパワーと盛り上がりを見せたけれど、その後の構成が長すぎた感。そういうところもまた既視感。