マリ

うちの人は目下、赤道より若干北にあるマリ共和国のどこかにいる。北部はこの間フランス人が誘拐されてサルコジが出かけていったとか。うちの人が一度都心から連絡をくれたときの話によると、ガイドの兄弟がギャングだったようで、ギャングのおうちに泊まったらしい。ガイドを巻いてホテルに移ったとその時は言っていた。それっきり消息を断つ。お友達と2人なのでまだよかったと思った。それはそれで別の心配があるが。いろいろ心配案件だらけだが待つしかない今日この頃。
マリの人とはかつて一度お話したなあ。マリの名物はドゴン族の仮面だと言っていた。ドゴン族のところあたりで平和に過ごしていることを祈るのである。

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先の文章を書き終わったら電話がかかってきた。うちの人からだった。心配しているだろうと携帯から連絡をくれたのだった。すごい勘だなあ。携帯を貸してくれた同行のお友達の勘かもしれない。このお友達はいつもこれ以上ないぴったりのタイミングに連絡をくれる人だ。
そして彼らは今、ドゴン族のところにいるということだった。