鷹野隆大 「男の乗り方」  ラムフロム・ザ・コンセプトストア

10月17日 〜 11月24日

A4用紙を綴じた4冊程の作家資料が面白かった。作者が自分の作品、人の作品等いくつかのことについて文章で語っていて、作品の制作動機などを伺い知ることが出来る。文章が上手な方だと思いました。
出品作品については、私との趣味の違いでもって最初興味を失いかけたが、じっと見れば、作者が何を大事と思っているかが分かりそれには共感できて、その、共感出来るという事実に感心した。すね毛体つきその他、私個人としては必ずしもじっと見たくはない被写体であるにも関わらず。
フランソワ・オゾンの「僕を葬る(LE TEMPS QUI RESTE/TIME TO LEAVE)」で、主人公が、恋人が寝ている間に彼の写真を撮るのだが、その写真に通じるものがありました。もちろん、映画の主人公と作者では撮ってる文脈が全くことなるのだが、なんというか、何を撮るかのポイントが似てるというか、とにかく思い出したのでした。