ロシアの夢 1917-1937   埼玉県立近代美術館

10月10日(土)〜12月6日(日)
企画協力 アートインプレッション

■展覧会の概要

革命から生活へ−ロシア・アヴァンギャルドのデザイン

 1910 年代のロシア・アヴァンギャルドの芸術革命は、1917年のロシア革命によって、国家の夢と重なり合います。新たな社会を夢見ながら、アーティストたちは絵画や彫刻を超えて、グラフィック・デザイン、陶器、ファッション、演劇、建築などへと活動の場を広げてゆきました。本展は、ポスターや雑誌、絵本などのグラフィック・デザインや、食器やテキスタイルなどの生活用品、演劇の舞台原画、建築のエスキース、また当時を彷彿とさせる写真資料などを加え、1920年代から30年代を中心に、ロシアが夢見たユートピアを探ります。


駆け込み寺的整骨院で腰をなんとかしてもらい、せっかく池袋圏に出たので北浦和に寄る。
埼玉は今年の始めにもロシア・アヴァンギャルド展をやっていた。しかし、会場にあった美術館ニュースペーパーにも強調されていた通り、先の展覧会は絵画展で、今回のはいわばデザイン展なので既視感はなし。合わせてみると面白かろう。
先の展覧会というのは例の「青春のロシア・アヴァンギャルド」展で、まだ図録は売っていた。そして今の図録とセットで割引というおいしいことになっていた。私は今回のしか買わなかった。理由は伏すのである。

岐阜県現代陶芸美術館が復刻、所蔵の、ロドチェンコデザインの「労働者クラブ」の読書テーブル&チェアが出品されていて、しかも自由に座れて嬉しかった。見た目より快適でいいなーと思った。それで、調べたら通販で販売してるみたいです。検索すると出る。300万円+消費税なり。

昔西武美術館で「藝術と革命」展をやった関連で上演したという「太陽の征服」(翻訳 亀山氏、演出 千田是也)の映像が流されていたりして興味深かった。
陶磁でできた労働者の人形とか、珍しいものもありましたよ。芸術がどのように革命に寄り添ったのか、具体的な資料に即して分かり易く説明されていた。