美しの和紙−天平の昔から未来へ−   サントリー美術館

9月19日(土)〜11月3日(火・祝)

造花のヒントを得てうちの室内に応用しよう!と気軽に出掛けたが予感した通りかなりマニアックな内容だった。経筒とか百万塔陀羅などはサントリーのことであるし或程度予感していたけど、春信の「座舗八景 行灯の夕照」が展示してあって、かつ作品解説が、そこに出て来る行灯の説明で、それが丸行灯または遠州行灯と言われ関西に多かったなど丁寧であるばかりでなく、構造を見せるため現物まで隣に展示してあるなど、思わぬところから攻められた感じで楽しかったです。芹沢硑介の屏風、雑誌「民藝」が出て来たのにも驚いた。守備範囲のひろいことである。

出品番号128の桃山時代の扇面貼付屏風(個人蔵)必見。

第一章 和紙の成り立ちと展開
第二章 祈りの造形
第三章 和紙の伝統を繋ぐ人々
第四章 暮らしを彩る和紙の世界