モスクワ市近代美術館所蔵 シャガールからマレーヴィチまで 青春のロシア・アヴァンギャルド Bunkamura ザ・ミュージアム

2008年6月21日(土)−8月17日(日) 開催期間中無休

1999年に開館したモスクワ市近代美術館は、20世紀前半に花開いた“ロシア・アヴァンギャルド”の中心的な役割を果たした画家たちの作品を所蔵する美術館です。そのコレクションの中核をなす作品の多くは、現在の総裁であるズラープ・ツェレテーリ氏により海外から買い戻されたものです。
 本展は同館が所蔵する、ロシア時代のマルク・シャガールからナターリヤ・ゴンチャローヴァ、ニコ・ピロスマニ、そしてカジミール・マレーヴィチ等の作品により、西洋との影響関係を保ちつつも、独自の前衛芸術を形成し、発展させた20世紀ロシア美術の流れを展観します。マレーヴィチ、ピロスマニ各10点をはじめ、全30作家による70作品が集結。モスクワ市近代美術館の所蔵作品をまとめて紹介する、日本で初めての展覧会となります。

ものすごく期待し、楽しみにしていたが評判が芳しくないので心配しつつ見に行く。
中途半端な作品ばかり、という噂ではあったが、ロシア・アヴァンギャルドのくくりである程度作品をまとめて見る機会はやっぱり少ないのだから十分ありがたく拝見した。

リシツキーのプロウンが2点も来ているし、カンディンスキーの初期作品(ミュンヘン時代)も来ているし、エクステルが衣装デザインをやった20年代のロシア映画も流しているし(これ面白かった)、良く知らない画家についてもひとつひとつ解説が付いていて非常に丁寧な見せ方だったし、十分ですよ。

マレーヴィッチのシュップレマティスム絵画はかなり微妙な感じだった。あのように、画面の肌目に変化を付けているとは意外だった。

資料として図録を買うか迷ったが案の定のデザインだったので買うの止める。あとから買うかも。作家解説がまとまっているので欲しいだけなのだが。

それより、ナディフで「芸術家の書」の復刻版を売っていたのでそちらを即購入。なぜこのタイミングで置いていたのか謎。たぶん私のためだろうと思い一人笑いする。
グルジアワイン「ピロスマニ」にものすごく心惹かれるも止めておく。
ピロスマニの絵は良かったですよ。


巡回先:サントリーミュージアム[天保山]  2008年9月25日〜11月3日
岐阜県美術館  2008年11月11日〜12月25日
埼玉県立近代美術館 2009年2月7日〜3月22日