Arcimboldo / Musée du Luxembourg

misatvska2007-10-25

15 septembre - 13 janvier 2008

例の寓意による肖像画を、ルーヴルだけでなく、ウィーンやイタリア、アメリカの個人コレクションからも集めてずらっと並べている展覧会。ウィーン美術史美術館との共催展。ウィーンのイタリアルネサンス絵画部門のSylvia Ferino氏監修。
アルチンボルドがハプスブルグ家の一族を描いた普通の肖像画や、人物素描(ルドルフ2世の横顔の素描が見事に受け口を表していて面白い)や動物、鳥の素描など、通常あまり注目されていないものも出ていて興味深かった。その他、同時代の工芸品が多数展示されていたりして、これらは要するにアルチンボルドの寓意画をマニエリスムからバロックにかけて突然出現した奇妙な絵画としてではなく、時代の感性に一層沿ったかたちで位置づけしようという意図を示すものに思えた。
アルチンボルドが好きな人にとっては、こんなに作品が集結するのは当分ない機会だろうからパリに出向く価値はあるかも。

子供等を連れたお母さん連がとても多かった。キャプションも通常の位置の他に、床上40センチくらいのところにあったりする。
その他は老人。平日だから?