オルセー美術館

In-house exhibition
Drawings by Odilon Redon (1840-1916)
16 October 2007 - 6 January 2008

Correspondences
Correspondence Saulnier / Redon
16 October 2007 - 6 January 2008

In-house exhibition
Towards photo-reportage
16 October 2007 - 6 January 2008

Correspondences
Correspondence Kounellis / Millet
16 October 2007 - 6 January 2008



仕事に合間が生じたのでオルセーに行く。ミレー、ルドンの特集展示を拝見。
ミレーがものすごい色彩画家であることを初めて感得する。例のダリの好んだ《晩鐘》の前でしばし議論。ちなみにオルセーでは、近代作家に関連づけた作品を現代作家に依頼し、同じ部屋に展示する、ということをやっていて、《晩鐘》が1点展示してある部屋には、なんとヤニス・クネリスが作品を出していた。
麻袋にぎっしり豆を入れたものが木の幹のような支柱から出る枝に一袋づつ積んであって、それぞれの袋には違った豆が。ひよこ豆、コーヒー、緑豆、、。

ルドンコーナーは、息子アリと奥さんから寄贈されたスケッチ類。パステル画に対しては、こちらもスールニエによるオマージュ的作品があった。

ロダンバルザック像石膏が遠くに展示してあったが、すごくエッジが利いていていい。上野のとあるところに設置してあるバルザック像ブロンズがいかにゆるい抜きであるか、作家の死後にブロンズ抜くのはやはりいかんという話しになる。

その他、セザンヌ図像学的解釈、ルノワールは痩せていた、マネの《草上の昼食》のモデルについて、モネの初期の壁画大下図がボロボロであった話し、ドガがなぜ印象派にわざわざ居たのか、カバネルの《ヴィーナス誕生》が良くて《草上の昼食》がだめだったという判断はけしからん、など話に花の咲いた鑑賞でした。つかの間の休息だったが。