狩野派誕生 大倉集古館

misatvska2007-06-10

4月1日〜5月27日

思い出した。
狩野派の始祖狩野正信の「観瀑図」を見にいったのだった。筆線が強くて太いのが印象的だった。図像的には北斎もこの観瀑図パターンだ。滝を見る人が文人ではなくて旅の人だけれど。

狩野派室町時代に御用絵師としての地位を確立し、その後約400年にわたって日本画壇の中心にあり続けました。下野国、現在の栃木県の出身といわれる初代・狩野正信により創始され、その子元信が大成した初期の狩野派絵画を中心に、江戸狩野の立役者・探幽らの作品を加えた、栃木県立博物館による充実のコレクションを一挙に展観いたします。特別出品となる正信筆の名品「観瀑図」(重要文化財、栃木県・大祥山長林寺蔵)をはじめ、東京でのまとまった公開は今回が初めてとなっています。


観念的に永徳風の画風を思い浮かべてしまいがちだったので、改めて「様々な」狩野派の画風があるということが確認できた意義深い展示だった。しかし色々な画題に着手している。