「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900 − 2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」国立新美術館 

企画展示室2E(2,000m2)とHPに記載してあるところが受けた。大変広いです。

芸術の都パリは、19世紀末から今日まで、フランス国内だけでなく、世界中の芸術家たちを魅了してきました。パリに暮らす人々をモデルに人間の本質に迫ったピカソ(スペイン)やシャガール(ロシア)、モディリアーニ(イタリア)、藤田嗣治(日本)などの画家やブランクーシルーマニア)、ジャコメッティ(スイス)などの彫刻家、パリの情景や風俗を写し出したブラッサイハンガリー)やウイリアム・クライン(アメリカ)などの写真家たちが、パリでその才能を磨き、開花させたのです。

本展は、フランスが誇る近現代美術の殿堂ポンピドー・センターの所蔵作品から、近代美術史を彩る著名な芸術家たちのほか、今もなお旺盛な活動を続ける中国や南米、アフリカ出身の現代芸術家たちの作品、約200点を紹介し、近現代美術においてパリやそこでの外国人芸術家が果たした役割をふり返る展覧会です。
国際都市・東京に誕生した新しい美術館で、パリが育んだ世界中の芸術家の傑作の数々による多彩で華やかな世界が展開します。

近現代パリアートシーンはフランス人以外が作ったのかと思うようなラインナップで面白い。
展示の冒頭にマルローや、アンリ・ミショーやサルトルなどのポートレート写真がならんでいて、おーパリジャン、と思った。でもジョイスベンヤミンもジッドもあって、やはり異邦人のいるパリ。

カンディンスキーの《相互和音》が見られて感慨深かったが、初期の方が絵としていいかも。
ティンゲリーの作品は、たまたま動いている時間だったのでよかった。あれは動いていないとしょうがないけど、音が響き渡るので時間を決めて定期的に動かしていていた。

その他諸々。

朝日の作った展覧会HPに全出品リストが出ていて感動した。えらい。