オルセー美術館展 ― 19世紀 芸術家たちの楽園 東京都美術館

1月27日(土)〜4月8日(日)

章立てI 親密な時間 II 特別な場所 III はるか彼方へ IV 芸術家の生活 V 幻想の世界へ

改めて見に来ようと思い、今回は急ぎ足で見た。章立てを特に気にせず、作品本位で見ていくのがいいのかなという印象。他の美術館の名品展を見るときしばしば感じる事だけど、章立てとコレクションの経緯が乖離していたりするとあまり章立てに説得されない。章立てを保証する作品がコレクションに不足していることはありがちなことで、少し手薄な感じがしたり、無理矢理、という感じがしたりするからだ。とはいえ、章立てによりコレクションに何らかの切り口をつけることは必要だろうから、文句、というよりこれは見る側のねだりのようなものであります。
以上さらっと見のごく浅はかな印象備忘。次回は違う見方をすることにする。
ちなみに作品としては、マネのベルト・モリゾはやはりかわいい。ルドンの息子のガストンの作品も、初めて見た。ルドンっぽいが完全に違うところが面白い。あと、空想都市図が面白かった。