国立新美術館開館記念展「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」07年1月21日(日)〜3月19日(月);文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」07年1月21日(日)〜2月4日(日);黒川紀章展 ― 機械の時代から生命の時代へ 07年1月21日(日)〜 3月19日(月) 新国立美術館

今日がプレオープンなので行ってきた。プレオープンではあるがグランドオープンでもあるので様子も見たかったし(偉い方々出席の式典にはもちろん行っていない)、文化庁メディア芸術祭10周年記念展も見たかった。もちろん企画展の方も。しかし、何より、寂しくなるのがいやで、引っ越して今月で1年経つというのに、乃木坂駅のあちら側出口付近に未だ足が向かなかったから、今回は良い機会だということが大きかった。まず、乃木坂駅から美術館まで繋がっていた。ビックリだ。あの辺の導線もだいぶ変わることだろう。住んでる間に刻々とあの辺の建築物は変わっていったが、これから本格的に人の流れが変わっていく事になるんだろう。
新美術館は、予想通りでかい。最上階までのガラス面のファサード側は、上まで吹き抜けになっている。今日はロビーに人溢れていたが、実際にはもっともっとがらーんとした印象を受けるのだろう。

以下手短かに備忘。

「日本の表現力」 懐かしの漫画の原画、アニメのデモンストレーションが多数あり、続きが見たくてしょうがなくなってしまい困った。今回のみつけものは、古美術の部門で出ていたガラス種版。ガラスに彩色して、後ろから光を当てて像を黒布の照射する仕組みで、文句なしに興味深い。でも写真美術館常設では見かけたことなかったけど、あれは惹かれた。展覧会構成は、江戸から2000年代に至るまで、年代ごとにアートとエンターテイメントの事象を追って展示するというもの。最終的に、現在、アートとエンタが融合しつつある状態ととらえ、「未来予想」に、テクノロジーを使ったインタラクティヴな作品が並ぶ。特に目新しくないが、デジタルを使って感覚の曖昧さ、アナログっぽさを肯定的に捉えようという作品が今後の主流となるのでは?という企画側の意見は良くわかった。

あまりにも疲れたので続きは明日書く。何しろ今日は馬込の文士村散策にも出かけてきたからです。南馬込あたりはものすごく起伏の激しい地形で坂が多い。けど感じのいいところだった。