カルティエ現代美術財団コレクション展 東京都現代美術館

4月22日〜7月2日
作家名は忘れたがヤマノミ族の狩猟の様子を淡々と撮ったドキュメント映像が忘れがたかった。なぜ忘れがたかったかというと、作家は、ヤマノミ族の狩猟に半日同行した結果、客観的に見てほとんど違いのない決定的シーンのいくつもを(決定的シーンといっても当事者にとって、であってテレビを見るように映像を見る人にとってはほんとにさりげなくてよく分からないもの)、「どれも捨てがたい」と思ったのか、全部採用して編集しているところに、ものすごく共感したからだ。この作家がいかに被写体、というか対象に寄り添い同化しかけているかが良く分かって泣けてくるほどだった。そういった心情は抜きにしても、なんというか、差異と反復、の素晴らしいサンプルみたいになっていたのであった。どういう観点でカルティエ財団がこれを購入したのか良く分からないけどえらい。
その他割愛。現代美術館というのに最終日で並んでいて、変なカテドラルの中に入るのに30分並んだ。
いろいろあるが以下省略。