武満徹 Visions in Time 展 東京オペラシティアートギャラリー

主催:財団法人東京オペラシティ文化財団/NHKプロモーション 特別協賛:日本生命保険相互会社 協賛:NTT都市開発小田急電鉄
企画監修:池辺晋一郎 企画協力:武満眞樹/ユーロスペース
4月9日ー6月18日

概して武満がインスピレーションを得た作品、友人達の作品が主流。もちろん作曲譜も多かったが。
初期は実験工房との交流。駒井哲郎はルドン作品を武満に紹介したらしい。
ヴィトリーヌシリーズや《水泡は創られる》《見知らぬ世界の話》などのオートスライド映像は山口勝弘展でも出ていた。
ルドン《目を閉じて》1890年頃、個人蔵、岐阜県美のものも出ていた。
この絵を見ながら向いのベンチでヘッドホンで武満作曲の「目を閉じて」が聞ける趣向。
ミロのブロンズ彫刻も良かった。
会場後半の公演ポスター類は、思い入れがないとスルーするかも。
デヴィット・シルヴィアンは自分のアルバムに武満の楽曲をサンプリングしたこともあったらしい。武満との交流を綴った文章はなんだかしんみりした。曲もよかった。(《The Beekeeper's Spprentice》1990 32分52秒 作家蔵)


なお、いつも回廊でやっている新人紹介コーナーで出ていたヒラタシノという人の作品が割と気に入りました。押江さんとか、丸山さんなどにすごく影響を受けているんだろうなという感じの絵。今後どのようになっていくのだろう。