レオナルド・ダ・ヴィンチ展 直筆ノート「レスター手稿」日本初公開 森アーツセンターギャラリー

9月15日〜11月13日

天才に触れるひととき。
細かい字で紙片にぎっしり書き込んである。欄外的部分には挿画も。全てが手書きで全てが観察したことから導き出された考察であることに感動。地道な観察の先に生まれる発想は天才のものだとしても、まずは観察、そして考察、観察、という手順だけは普通の人にも出来るのだと思いなぜか勇気づけられるのであった。
全編鏡文字で書かれていることに驚愕。

それにしても、あんな照明は初めてだった。
真っ暗な部屋に、ガラスに挟まれた紙片を入れた独立展示ケースが林立していて、それぞれのケース内照明に頼って作品を見るわけだが、1分経つとその照明が落ちるのであった!センサーで照明がつくのかなーと思ってケースの前をうろうろしてみたが無駄だった。強制的に落ちたりついたりする照明。普通鏡文字の16世紀手書きイタリア語なんて読めないから読むだけの時間は必要ないかもしれないが。ルクス制限がものすごく厳しいだろうことも理解出来るが。

図録は良かった。