天井裏

昔子供の頃、たまに天袋に忍び込み、そこから天井裏を覗いてみることがあった。時々猫がこっそり子猫を育てていたりした。なにもなくても、そこは非日常空間。
今住んでいるうちには天井裏などない。のっぺりしたものだ。天井裏があるべき場所は物置スペースとして設計されていて、しかし、私たちがそれぞれプチ家出をしたい時の拠り所として使用されている。