興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展    平成館

2009年3月31日(火)〜6月7日(日)

とある夜に阿修羅に会いに。
興福寺でみればいいじゃないと思っていたけれど、美術館で見ると裏側が見えたり明るかったりする点はやはりいい。
しかし、背景が黒かったので遠目にはぺったりと平面的に見えた。知人はホログラムかと思ったと。

十大弟子八部衆、それぞれいいお顔。

そして、橘夫人の厨子がとてもいい。もちろん阿弥陀三尊像も(阿弥陀三尊像及び厨子(伝橘夫人念持仏))。

厨子から出ていて阿弥陀三尊像を初めてあんな風に一望して見た。信じられない程状態がいいです。とても大切にされていたのでしょう。

砂金などの展示もgood。

東博の場合、この阿修羅展みたいに、劇場型展示というのを大々的にやるようになった。そう、なんか最近東博のこういう展覧会は、劇場にいく感じと似てきた。


■第1章 興福寺創建と中金堂鎮壇具
■第2章 国宝 阿修羅とその世界
■第3章 中金堂再建と仏像


3章の中金堂再建では釈迦如来頭部まで来ていたのでびっくりした。木から彫刻を掘り出すだけでよかった運慶。形とはこうも決まるものかというほどすっきりした輪郭に感動する。