1930年代・東京 アール・デコの館(朝香宮邸)が生まれた時代 開館25周年  東京都庭園美術館

10月25日〜翌1月12日

今年、近美の常設展で見て気になっていた荻島安二《日本髪》が取り上げられていた。アーキペンコによく似たコンセプトのブロンズがある。他に、ブロンズのメダルとか灰皿などが合わせて出品されており興味を引いたがブロンズ以外は如何にも手遊びという感じではあった。

増村益城の花入れ(近美工芸館所蔵)がすてき。

朝香宮邸は1933年5月に完成したそうだ。1925年のアールデコ博から8年、アンリ・ラパンの内装計画、ラリックのガラス装飾そして宮内庁内匠寮技師の欧州視察による研究の成果が大きく寄与しているらしい。