キュレーターズ・チョイス07「対話する美術館」  東京都写真美術館

8月11日(土)→10月8日(月・祝)
キュレーターズチョイス、昨年は見逃したのでぎりぎり間に合った。てっきり鈴木理策で入場料は免除されると思っていたら別料金。しかも閉館20分前だったので、今日は発券は終了しましたとモギリの方に言われた。しかし最終日なのに。
絶望しかけたが、幸いその方が親切で、チケット売り場に連絡してくれ、チケットを買わせてくれた。よかった。

「対話する」とは、作品を選んだスタッフたちのコメントがキャプションとして作品のそばにあるという試みを指すと思われる。作品と観客をつなぐ試みとして好感を持った。キュレーター、コンサバター、ライブラリアンなど色々なスタッフが選んだ作品は、そのコメントや視点によってよくある観点とは違った位相を見せてくれるのが面白かった。
それにしても写美、いろいろ持っています。

館長チョイスとしてモホリ=ナギ、美術館チョイスとしてジャコメッティの肖像(撮影者失念)。後者はブレッソンの方がよほど良い写真を撮っているけど、写真とは、「作品」の名をまといながらうっかりすると撮影者(=作者)の個性より被写体が前面に出るものだということを思い出せたのがまあ良かった。