韓国国立中央博物館

28日にリニューアルオープンする。準備中だが25日にご好意で内覧させてもらった。第一印象は「大きい」。正面ファサードが400メートル。側面から見たってちょっとした美術館の正面ぐらいの幅がある。米軍基地跡にある。東洋一だとのこと。一日では全部を回れそうもない。
展示は「歴史」「仏教」「陶磁器」「中国」「日本」「インド」「インドネシア」「子供博物館」という区分(たしか)。ここでも韓国が子供の美術教育に力を入れていることを実感。常設として「日本」コーナーを設置するにあたっては大変な苦労があったと日本美術担当者が言っていた。例の島問題、参拝などがありましたからね。彼女は東大で江戸絵画を研究したそうで、今回は東京国立博物館からだいぶ出品物を借りていた。近世絵画の重要文化財などもあり、はなむけ的な貸出しとみた。将来的には日本の近代絵画なども展示していきたいといっていた。中央博物館は李王家の近代日本絵画コレクションを持っており、長きに渡り基本的に*1お蔵入りされていたのである。それを出していきたいと若い彼女が言える雰囲気になっているということだ。いずれにせよ、オープンしたらまた見に行きたい。
私が行った時点では、あちこちの展示がまだ未完成で、何より外側の小道がまだ出来ていなかった。間に合うのか、金曜日に。

*1:2002年に東京と京都で李王家のコレクション展があった。また先日まで韓国国立現代美術館でも「韓国絵画の100年」という展覧会に一部出品された。