瑞巌寺

これも、風格のある寺。寺門のそばの大杉の頂上近くにセッコクが咲いていることに気付く。となりにいた団体客のガイドさんのおかげであった。セッコクは上品な和蘭の一種。御成玄関を始め、長押や柱上の彫刻は刑部一門の手になるものだそうだ。左甚五郎はここの彫刻から得るものが多かったらしい。彩色はほとんど残っていなかったが品格があり、かつ個性のはっきりした彫りだった。本堂にはいると、襖絵、杉戸絵は長谷川等伯一門の手によるもの(復元)。書院造りの裏手の一室には、1600年代の襖絵が残っている。寒山十拾の図など、中国絵画のモティーフ。良い絵だった。作者は忘れた。その隣の部屋には位牌が十数個祀られていて、伊達家へ殉死した家臣たちのものだそうだ。僧坊への渡り廊下は現在国宝。母はここで私と妹に数珠を買ってくれようとしたが、我々が決められず買わずに終わる。水晶、翡翠、珊瑚、琥珀。決められませんでした。母は我々姉妹を連れて、いつか「お数珠の旅」をしたいそうだ。


遊覧船で塩釜港から松島へ。うみねこかっぱえびせんを与え続けながら奇島鑑賞。
その後売茶翁へいってせんべいを買い、仙台メディアテークの図書館で休憩、新幹線に乗って東京に帰った。うちに着く頃には恐ろしく疲れていた。明日は取手、、。